農地を「テラプレタ化」することで、土壌再生・食料生産・脱炭素を同時に実現する持続可能な農業モデルです。
テラプレタとは、アマゾン川流域に広がる非常に肥沃な土壌です。 炭や動植物の残渣、骨や陶器の破片などが最大2メートルもの深さまで積みあがっており、 もともとの痩せた土が、長年の醸成により微生物が活発に活動する豊かな土に変化したものと見られています。
天城の森工房は、地域の未利用バイオマスをバイオ炭化し、 耕作放棄地の開墾で生じた刈り草その他の有機資材と共に農地に施用することで、 耕作放棄地をいわば「テラプレタ」として再生させています。
バイオ炭は多孔質構造を持ち、微生物の住処となることで土壌生態系の回復を促進します。 また保水性・保肥性の向上により、化学肥料や農薬への依存を大幅に低減できます。
農地に施用されたバイオ炭中の炭素は数百年以上にわたり大気中に戻りにくく、 単なる排出削減ではなく「除去型(CDR)」の脱炭素手段として国際的に評価されています。
森林・竹林管理から農地再生、低GHG作物の供給、そして地域還元へ。 天城の森工房が実現する一体的な地域資源循環モデルです。
農業生産者・企業・地域のそれぞれのニーズに応える バイオ炭と環境再生型GX農業の活用をご提案します。
肥料コストの削減と、
土壌力の根本的な改善へ
ホルムズ海峡問題の影響で化学肥料の調達が困難かつ高コストになっています。 バイオ炭は保肥性を大幅に高めるため、慣行農業においても施肥量を削減できます。 また継続施用により土壌が徐々に改善し、自然栽培・無農薬栽培への移行も支援します。
保肥効果により化学肥料の使用量を段階的に低減。コスト削減と環境負荷軽減を両立
多孔質な炭が微生物の住処となり、土壌の健全性を根本から回復
荒廃地にバイオ炭を施用し、農地として蘇らせる実績があります
長期的な土壌改良により、自然栽培・有機栽培への移行を段階的にサポート
Scope3削減と、
除去型カーボンクレジットの調達
弊社の農作物は、投入資材由来の排出が極めて少ない「Scope3対応型の低GHG作物」です。 食品・流通・外食・小売業のサプライチェーン排出(カテゴリ1)削減に直接貢献します。 また農地施用バイオ炭が生み出す除去型(CDR)クレジットは、 企業・自治体の脱炭素目標達成を支援します。
購入した農産物原料を低GHG品に切り替え、サプライチェーン排出を削減
数百年規模の炭素固定。除去型として国際的に高評価のクレジット
SBT・カーボンニュートラル宣言への対応。ESGレポート開示をサポート
農業分野のGX推進を支援するインパクト投資として位置づけ可能
耕作放棄地再生と、
地域経済・健康社会の構築
天城の森工房の事業モデルは、耕作放棄地の再生、森林・竹林管理、 地域資源循環を一体的に進めるものです。 健康維持・予防を重視した食の基盤づくりと、 地域経済の新たな収益モデル(カーボンクレジット販売)を同時に実現します。
荒廃農地へのバイオ炭施用で土壌を回復し、農業生産拠点として再生
放置竹林・間伐材のバイオ炭原料化で、管理コストを収益に転換
バイオ炭製造・農業・クレジット販売が連携した地域の新産業モデル
抗酸化成分を豊富に含む健康作物の供給で、腸内環境改善・地域の健康増進に貢献
環境再生型GX農業は、農業生産段階の温室効果ガス排出を複数の経路から同時に抑制します。
天城の森工房では現在、バイオ炭を施用した耕作放棄地の再生農地において、機能性作物である「菊芋(キクイモ)」の自然栽培を実施しています。
菊芋はイヌリンを豊富に含む機能性野菜として注目されており、血糖値の上昇抑制・腸内環境の改善・免疫機能の向上などの効果が期待されています。農薬も化学肥料も使わない自然栽培で育てることで、素材本来の機能性をそのまま活かせる高品質な作物となります。
バイオ炭施用による土壌改良の成果を着実に積み上げながら、順次耕作面積を拡大しています。荒廃地が生きた農地に蘇り、機能性食品・加工素材として地域の新たな産業の核となることを目指しています。
🌻 商品・製品化情報を見る →自社の炭化ユニットで、森林整備材・竹・農業残渣・もみ殻などをバイオ炭に変換します。農地に施用することで、土壌の物理性・化学性・生物性を改善しながら、数百年規模の長期炭素固定(カーボンリムーバル)を実現します。
この炭素固定量は除去型(CDR)カーボンクレジットとして認証・販売が可能であり、農業経営の新たな収益源となるとともに、企業・自治体の脱炭素目標達成を支援します。また、慣行農業においても保肥効果による肥料削減が可能なため、肥料調達が困難な現在の農業情勢においても広く貢献できます。
🔥 商品・製品化情報を見る →伊豆・天城の森では、鹿による食害が深刻な環境問題となっています。下草や樹皮を食い荒らした森は土壌が露出し、保水力を失い、土砂崩れや水質悪化につながります。放置すれば森林生態系そのものが崩壊しかねない状況です。
天城の森工房は毎年、静岡県から公共事業として指定管理捕獲事業を受託している、NPO法人天城の森フォレスターズ俱楽部と協働し、森林保護のための鹿の捕獲を継続的に実施しています。行政と連携した計画的な個体数管理が、森の再生保護の根幹を支えています。
そして捕獲した鹿は、無駄にすることなく、精肉・加工食品・ペットフード・皮革・骨・角まで、命をすべて資源として活かす完全循環型の利活用を目指しています。森を守るための捕獲が、地域の食と産業を豊かにするモデルです。
🦌 商品・製品化情報を見る →農業生産者・企業・行政・研究機関など、あらゆる立場からのお問い合わせを歓迎しています。